2010-12-01から1日間の記事一覧

人間の尊厳について

人間の尊厳について (アウロラ叢書)作者: ジョヴァンニ・ピコ・デッラ・ミランドラ,大出哲出版社/メーカー: 国文社発売日: 1985/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る ルネサンスの新しい人間観を表現した本としては、一番適当かと。この本…

天動説から地動説へ

科学の発生する契機として、重要であったのはコペルニクスによる天動説から地動説による転回でし。この転回によって、学者たちは従来の世界観を捨てて、新たなものを作り上げる必要がでてきました。なぜなら、従来の世界観の基盤となっていたアリストテレス…

16世紀の怒涛

ジョンロックの「統治二論」を読んで、この時代におけるキリスト教というものがどういうものだったのかと、調べていたら、16世紀のヨーロッパが非常に面白いことに気づいた。もともとママレさんの「まおゆう」を読んで、社会思想史を楽しみ始めたから、そ…

実験が科学を生んだ

授業で科学史を取っているのですが、これがめっぽうに面白く、毎週受けるのが楽しみでしょうがないです。授業の内容は幕末・明治維新前後における日本という、まさに東洋の学問と西洋の学問が衝突する時期であり、物語のダイナミズムが感じられる時期です。…

初めに

ここでは、まあ、学んだこと、感じたこと、考えたことをつらつらと書いていく予定です。 いろいろとアカデミックなことも書いていくと思いますが、どんなときでもその中心となっているのは、物語です。例えば今楽しんでいる社会思想史や、科学史、16世紀あ…