16世紀の怒涛

 ジョンロックの「統治二論」を読んで、この時代におけるキリスト教というものがどういうものだったのかと、調べていたら、16世紀のヨーロッパが非常に面白いことに気づいた。もともとママレさんの「まおゆう」を読んで、社会思想史を楽しみ始めたから、そこに至るのは当然の帰結かもしれないが、やはりこの時代は面白い。

 この時代は宗教、科学、政治、地理など、世界が一挙に拡大した時代であり、この時代に起きた現象をざっと列挙すると、
 ルネッサンス
 大航海時代による世界の拡大
 宗教改革によるキリスト教のゆらぎ
 アリストテレスの自然学の崩壊と科学の誕生
 印刷技術発明、農業、医療などの発達
 戦争の激化
などなどと、非常に世界が揺れた時代であり、多種多様の人間が現れてくる。
例えば、冲方さんの「ピルグリム・イェーガー」とかおもしろい。

他にも、塩野七海さんの本とか
ルネサンスとは何であったのか (新潮文庫)

ルネサンスとは何であったのか (新潮文庫)

 ここらへんの人達の活動や作品を時間をかけて追ってみたいと思う。